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2011年1月31日月曜日

[政治] 小沢一郎氏について調べてみた

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政治のことが全くわからないので、調べてみました。
面倒なので、汚職やスキャンダルは基本的に無視するカタチです。

内政
新自由主義的構造改革派であったが、現在では「行き過ぎた市場主義」の修正などの比較的フツウの主張しています。
雇用に関して、管理職は自由競争だが、非管理職の終身雇用を主張しているのが特徴と言えるでしょう。また、セーフティ・ネットの拡充を重視しているようです。
また、貿易に関しては自由貿易を主張し、「北東アジアから東南アジア、最終的には全世界まで広げたフリートレード(自由貿易)を実現する」ことが夢であると明言しています。TPPに関して、反対しているように思っていましたが、実際は原則賛成のようです。準備のない性急なTPPは国内産業にダメージを与えるという主張のようです。

小沢氏に関して一番の争点となっているのは、外国人参政権ではないでしょうか。これは、日本国籍を持たない永住外国人(韓国人が大部分)に対して、地方参政権を与えるというものです。諸外国を見ても、外国人参政権を付与している国はほとんどありません。
小沢氏の外国人参政権に関する見解は、こちらから読めます。

外交
基本的なスタンスとしては、親アジア的であり、明らかな親韓的態度が目立ちます。竹島問題に関して韓国の実効支配を放置した政府を批判するなど、一貫して韓国に対しては強硬な姿勢は見せずにいます。
これに対して、小沢氏が在日二世であるとする主張が多くありますが、真偽のほどはわからないです。

アメリカに関しては、一定の距離を置いた姿勢を見せている。沖縄米軍基地に関しても「海兵隊の実戦部隊」はいらないと発言しています。

中国に対しては、チベット問題を批判、尖閣諸島の日本領土を主張するなど強い姿勢を見せています。

コメント
最初は否定的な気持で調べていったのですが、韓国に関することを除外すると、実際はそこまでおかしな政策はなく、むしろ他の政治家よりは現実的でまともではないかと思えるほどでした。しかし、やや韓国よりなところは気になるところと言えます。

疑問点は、外国人参政権、食糧の完全自給を目指す、非管理職の終身雇用、の3点です。
外国人参政権に関しては、もはや議論の余地もなく反対すべきものです。韓国と日本で利益が相反する問題も多くなるにも関わらず、参政権を付与するのは明らかに不利益となります。小沢氏のHP上にある見解も、詭弁だらけと言えるでしょう。
その詭弁をひとつずつ挙げると、

①「主として永住外国人の大半を占める在日韓国・北朝鮮の人々は、明治43年の日韓併合によって、その意に反して強制的に日本国民にされました。」
⇒在日韓国人は「強制連行によって日本に連れてこられた者とその子孫」と仮定しているが、そのほとんどは戦後すぐに帰還し、現在残っているのは自らの意思で留まった人たちである。

②「日本側の問題点からいうと、国籍を取得する為の法律的要件が結構厳しいということ」
⇒それならば帰化手続きの簡略化をすべきであって、外国人参政権に結びつけるのは論点のすり替えである。現在では、特別永住者の帰化手続きは、本申請から1年以内で終わるものである。

③「今こそ、日韓両国民がお互いにわだかまりを捨て、将来に向けて信頼関係を構築していくことが、両国と両国民の繁栄のために必要不可欠なことであると考えます。」
⇒これもまた論点のすり替え。外国人参政権と日韓のわだかまりは本来関係ないもの。

要するに、めちゃくちゃということですね。
他の政策は比較的まともなのに残念なことです。


*なるべく、コメント以外は中立的かつ正確な記述を心がけましたが、間違いがありましたらご指摘ください。


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