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2011年1月30日日曜日

[News] GREE関連記事

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自分のための記事要約。

【グリーのTencentとの業務提携にみる、グリーとDeNAの中国戦略の比較】
■グリーのTencentとの業務提携について
ーTencentー

中国最大のインターネット企業:時価総額30兆円(Google並)
サービス:インスタントメッセージQQ、アバター課金、QQ Wireless Game Center
ー目的ー
・GREE Platform for smartphoneと QQ Wireless Game Centerの規格統一・共通化
・GREEパートナー対する、中国でのローカライズなどのQQ上でのビジネス支援
 ー注目ー
・規格統一:GREEパートナーにとっての中国市場への参入障壁が低くなる
・中長期的には明らかな利益貢献:グリーが業績を上方修正するのは間違いない


【mixi、GREE、DeNAの中国進出をまとめてみた】
◆GREE
―Tencent―
・QQという名前のインスタントメッセンジャーサービスで拡大
・QQの登録ユーザー数は6億4000万人弱
・派生サービスとして、ポータルサイトやSNS、オンラインゲームを運営
・近年同社の有力な収益源として挙げられるのがアバターやオンラインゲームからの収益
・ポータル広告成功&高い利益率などでGREEと方向性は似通っている印象
・GREEとTencentの重要な共通点は「オープンプラットフォーム戦略の体現者」
・GREEもTencentも、プラットフォーマーとして更なる成長をとげている
・Tencentのもつ膨大なユーザー数は、外部パートナーにとっても魅力的

―mig33―
・東アジア中心に4000万ユーザーをもつSNS「mig33」にも出資

⇒今回のTencentとの提携で、アジア圏では大きな存在感を示した
⇒北米・欧州市場でも同様の提携を目指すのか、引き続きアジア圏に注力するのか
⇒GREEを軸に有力なSNSが繋がっていく「SNSプラットフォーム」化が見えてくる

◆mixi
・mixiは中国進出ではGREEに先行しており、中国大手SNS「Renren」との提携を発表
・Renrenはmixiのプレスリリースによれば1億5千万ユーザーを抱えている
・mixiの重視する「良いソーシャルグラフ」を形成いているとすればやはり魅力的
・mixiの場合、韓国最大手のSNS「Cyworld」やドイツの「Vznet」とも結んでいる

⇒mixiは中国・韓国・ドイツと非英語圏に強い印象

・mixiにはZynga社の超有名タイトルFarmVilleの日本(語)版が提供されている

⇒Facebookに近い「リアルな友人同士」が楽しめるゲームやアプリに特化

◆DeNA
・2010年7月に中国の携帯SNS「天下網」を買収、子会社化
・2006年11月に中国に子会社設立、2007年2月に携帯SNS「加加城」を展開
・「加加城」は数十万規模にとどまり、単独拡大から「天下網」買収による拡大へ
・DeNAは「海外進出=買収」のイメージが強いが、2段、3段構えのパターンが多い
・米国でも同様に、独自進出→数社の資本業務提携→キープレイヤー買収
・「天下網」のユーザー数は買収発表段階では900万人、現在は1800万人程度
・DeNAとngmoco:統合した世界ブランドの名称
・「mobage」は、北米ユーザー1750万、日本2000万に対してゲームを公開可能
・規模感では中国が圧倒的ですが、売上や課金額を考えると、北米/日本市場は魅力的
・「mobage」はSamsung製Android端末への搭載も予定されている
・ DeNAの場合、自前のプラットフォーム拡大が海外戦略の軸になっている
・海外の大規模SNSとの提携を主とするmixi、GREEとは若干異なる

⇒今後は統合やSamsungとの提携での端末搭載の成果がどう出てくるかがポイント
■DeNAの中国戦略とは?
ーファンド出資と子会社化ー

・CAと共にサプライヤーの発掘・支援を目的としたファンドへの出資
・中国900万人が利用するモバイルSNS「天下網」の運営会社を子会社化
ー注目ー
成長市場で成長企業に投資をして業務提携やキャピタルゲインを狙いにいく
CVC的な考え方がDeNAの戦略から窺える

■GREE&Tencent、DeNA&天下網の今後
スマートフォン展開のスピードでは、資金力のあるTencentに軍配が上がる
業務提携力においても直接やり取りをするGREEとTencent
中国の新興市場に対してはある種Funds of Fundsでの投資をしているDeNAでは
事業シナジーの生まれ方も差がついてくる

【グリーが中国ネット最大手Tencentと提携】
GREE&Tencent VS. mixi&renren(中国SNS最大手)という構図となる
・Tencentは必ずしもSNSに強いわけではなく、バーチャルなソーシャルグラフを持つ。
・mixiは、リアルなソーシャル・グラフを持つので、Renrenと組むことにした。
・また北京、上海といった大都市では Renrenのほうが普及率が高い。

【米ソーシャルゲーム大手がモバイルに照準=日本と正面衝突必至】
―ニュース―

・米ソーシャルゲーム大手が、モバイル領域に触手を伸ばし始めた
・GREE、モバゲーとの正面衝突は、避けられない
・米Zyngaは、Facebook上のFarmVilleをiPhone向けに移植しアプリとしてスタート
・Playdomは、モバイル事業に携わってきたSteve Makofsky氏を迎え入れた
―私見―
・モバイルに参入する理由は、1つには、SNS上でのやるべきことはこれ以上ない
・一方で、ソーシャルグラフがモバイルの領域にも広がり始めた
・日本は、モバイルのソーシャルゲームでは世界の最先端だが、海外進出が喫緊の課題

【グリーがシンガポールに拠点を置く携帯SNSのmig33に出資】
・グリーはシンガポールに拠点を置く携帯SNSのmig33に出資すると発表
・mig33にとって3度目の投資ラウンド、スマートフォン向けのサービス拡充への使用
・グリーはmig33に対して数億円の投資を行い、数%シェア獲得
・@cosmeを運営するアイスタイルへの出資(発行済株式の4.2パーセントを取得)
・サイトの投稿監視業務のイー・ガーディアンへの出資(出資時期は昨年)
・gumiのようなソーシャルアプリプロバイダー数社に投資をしている
・事業にシナジーがあるものにマイノリティーで出資をしてきたグリー
・海外展開のためのものにマイノリティーで出資
・プラットフォーム事業者として統一企画を策定して連携
―mig33―
・フィーチャーフォン向けの携帯SNS
・インドネシア、インド、南アフリカなどアジア、アフリカ、中東、東欧など
・累積では4,000万人の会員がおり、月間のアクティブユーザーが400万人程度
・収益はバーチャルグッズの販売で得ており、ゲームやアバターなどを備えている

シリコンバレー企業がTencentについて知っておくべきこと
DeNA、中国900万人が利用するモバイルSNS「天下網」の運営会社を子会社化
DeNAとサイバーエージェント 中国、日本のソシャゲデベロッパーを共同で発掘・支援

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