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2011年6月12日日曜日

[メモ] スタートアップのための資金を調達する5つの方法

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Marshableでベンチャーファイナンスに関しての記事があったので、備忘録として。
MicroventuresのCEOであるBill Clarkによるものです。

内容はけっこう自分がわかりやすいように意訳しています。

■5 Ways To Raise Funds for Your Startup

1.友達と家族
人々はアイデアだけでなく、その人自身へ投資をする。
そのため、自分のことをよく知っている人がよく、友達や家族がこれに当てはまる。
スタートアップの立ち上げ時に、次のラウンドまでの資金として利用されることが多い。

しかし、スタートアップに失敗は付きものなので、お金と一緒に友情や絆を失うという側面もある。
リスクに関しては、明らかにしておくべきだ。

2.インキュベーター
もし、Y Combinator,やTechStars、500 Startupsのようなインキュベータープログラムを受けることができたなら、得られる資金は例えば$20,000程度と少ないかもしれないが、そこで得られるメンターやガイダンスはそれ以上に価値がある。
プログラムの数ヶ月間、スタートアップ界隈で最もスマートな人たちにアドバイスをもらることができ、会社を次のレベルに成長させることができるだろう。

また、インキュベーターのネットワークを駆使して、パートナーやエンジェルなどにコンタクトする機会を得ることもできる。

3.優先株
スタートアップは優先株を発行することが多い。
普通株は通常、ファウンダーやオプションに与えられる。

優先株が使われる理由は、残余財産分配優先などの権利が付与され、普通株より優先されるからである。
これは投資をより魅力的にし、(事業が失敗したときも)投資家は優先的に支払いを受けることができる。

4.転換社債
転換社債は最近、Y CombinatorやSV Angel、Yuri Milnerによって人気となってきている。
転換権がついた社債は、将来株式に転換される。

転換社債はバリュエーションの必要がないことから、人気となっている。
また、比較的少ないペーパーワークで済むので、あまりコストをかけないで資金調達できる。
しかし、多くの投資家はそのラウンドのスタートアップはバリュエーションをつけにくいことから、あまり好まないものである。

5.ベンチャーファンド
ベンチャーファンドから資金調達しようと探しているとき、企業は多くの場合、プロトタイプと測定できるトラクションがあるだろう。
通常、調達できる額は、エンジェルからよりも多くなる。

このラウンドの投資は、$1,000,000を超えることがあることから、ベンチャーキャピタリストは経営に関して一定の影響を持てるようにボートシートを得ようとする。
彼らは、アーリーステージの企業で20%以上の株式を持つことができる投資を好む。

しかし、実際にベンチャーファンドから資金調達ができるのは、彼らが目にするディールのうちの1,2%にすぎない。


と、いう感じです。
あまりこの辺は詳しくないので、勉強になりました。

ちなみにアメリカのベンチャーファンドはゼネラル・カタリスト・パートナーズのクリス・ファーマーによると以下のとおりだそうです。

1. アンドリーセン・ホロウィッツ
2. セコイア・キャピタル
3. アクセル
4. ベンチマーク・キャピタル
5. ユニオン・スクエア・ベンチャーズ
6. ゼネラル・カタリスト・パートナーズ
7. ニュー・エンタープライズ・アソシエーツ
8. クライナー・パーキンス
9. コスラ・ベンチャーズ
10. グレイロック

(参照:米国のトップ10ベンチャー・キャピタルはどこか?

とはいえ、ただ単に資金調達できれば良いというものでもないらしいので、難しいですね。

おわり。


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